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    ハモ祭りとは?第3回3級試験問題より一部改訂
    関西(かんさい)の夏(なつ)の魚として親(した)しまれているこの魚は、とくに京料理(きょうりょうり)の華(はな)とされています。この魚が欠(か)かせないことから呼(よ)ばれる、京都の祇園祭(ぎおんまつり)の別名(べつめい)を選びなさい。
    ①アイナメ祭り ②コチ祭り ③タイ祭り ④ハモ祭り
    ▼解答と解説▼
    ④ハモ祭り
    【解説】「落(お)とし」と呼ばれる湯引(ゆび)きや、ハモ寿司(ずし)、白焼(しらや)きなど、さまざまなハモ料理(りょうり)が存在(そんざい)する京都名物(めいぶつ)のハモであるが、おもに大阪でとれたものが運(はこ)ばれてきた。ハモはその生命力(せいめいりょく)の強(つよ)さから、生(い)きたまま京都に届(とど)く貴重(きちょう)な魚として広(ひろ)まったとされる。
    7つ道具とは? 第6回3級試験問題より一部改訂

    鍋料理(なべりょうり)によく使(つか)われるこの魚は、骨(ほね)以外(いがい)はあますところなく食(た)べることができます。江戸川柳(えどせんりゅう)に___に残(のこ)るはくちびるばかりなり」とうたわれたこの魚を選びなさい。

    ①あいなめ ②あんこう ③かわはぎ ④たちうお
    ▼解答と解説▼
    ②あんこう
    【解説】「あんこうに残(のこ)るはくちびるばかりなり」と江戸川柳(えどせんりゅう)にうたわれたようにつるし切(ぎ)りでさばかれると、カギをひっかけた口しか残らないわけだ。淡白(たんぱく)な味(あじ)わいの身(み)、肝(きも)、胃袋(いぶくろ)、皮(かわ)、えら、ひれ、卵巣(らんそう)がアンコウの七(なな)つ道具(どうぐ)といわれ鍋料理(なべりょうり)に使(つか)われる。

    「てっさ」といえば? 第2回2級試験問題より一部改訂
    淡白さの中に隠れた旨みが人気のフグですが、毒にあたると死ぬことから鉄砲と呼ばれています。「てっさ」と呼ばれるフグ料理を選びなさい。


    ①から揚げ ②刺身 ③雑炊 ④鍋

    ▼解答と解説▼
    ②刺身
    【解説】毒にあたると一発で死ぬことから鉄砲と呼ばれるフグに由来して、フグの刺身を「てっさ」、ちり鍋を「てっちり」と呼ぶ。身の弾力が強いため、刺身は薄造りにして食べられる。
    「にらみダイ」とは? 第7回1級試験問題より一部改訂

    元日の祝い膳にはタイがつきもののこの地の姿焼きですが、正月三が日が明けるまで手をつけません。“にらみ鯛”といわれる正月の風習が残るこの地を選びなさい。

    ①金沢 ②高山 ③京都 ④松江
    ▼解答と解説▼
    ③京都
    【解説】にらみ鯛は尾頭付きの立派なタイの塩焼きを床の間や神棚に飾り、三が日が明けるまで見るだけで手をつけるのを我慢する京都伝統の風習だ。正月の食卓にはお節料理とともに、にらみ鯛を毎回配膳するが箸をつけない。自分たちよりも、まずは神様仏様にお供えする「神仏への祈りが込められている」とも、「厄災をにらんで寄せつけない」ともいわれる。