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    第4回検定で2級、3級のダブル受検。2級は99点第3位、3級は100点で第1位。魚の生態の研究から釣り、食も楽しむ渡邉匠(たくみ)さん、23歳にインタビューしました。

    自分の興味だけじゃない視点からも魚を楽しませてくれるきっかけになりました


    ー大学3年生、地域環境工学科で農業工学を学んでいるとのことですが、専攻から受験へつながったようではないようですね。ととけんを知り、受検をしたきっかけはなんですか?
    書店でポスターを見て、締切りギリギリで申し込みをしました。もともと魚好きで色々な図鑑や書籍を持っていたのですが、公式ガイドブックがすでに持っている書籍だったこともあり、これならば楽しんで受けられるのではないかなと思って受検をしました。

    ー受験してみて、どうでしたか?
    小さな頃から魚好きで、図鑑や書籍を持っていたのですが、自分の興味があったのは生態や種類の見分け方などの部分でした。検定でもその部分については自信があったのですが、文化的背景の問題や、お寿司屋さんのお品書きから何月のお品書きなのかを問われる問題などは、これまで書籍を読んでいても読み飛ばしてきた部分だったので、新たに魚に対しての興味をわかせてくれるきっかけになりました。自分の魚に対する知識のレベルを知ることもできたなと思っています。

    ー小さな頃からの魚好き。釣りとかですか?
    釣りもします。でもそれだけではなくて漁港や市場へ行くことが楽しかったんです。中学の時に神戸までの通学定期を持ったことで神戸までは自由に行けることができるようになり、明石の魚の棚商店街へ行っていたのが、魚好きを深めるきっかけになっていたかもしれません。土日に遊びに行っては水揚げされた魚を見たり、買って帰って自分でさばくようにもなりました。
    高校生になるころには青春18きっぷで一人旅に。各地で魚市場に行ったり、スーパーなどへ寄って魚の名前が変わっているなどの違いを見ていました。

    魚についての基礎知識は趣味が高じて完璧!将来の夢にも・・・


    ー活動的ですね!
    そうですね。今は須磨水族館でボランティアをしてます。水族館では近くの海でつかまえたヒトデなどを水族館のタッチプールへ持って行って、ヒトデがどのようにエサを食べるのかなどを来場者に教えたり、その一環で垂水漁港では同定(ドウテイ)のお手伝いにも加わっています。

    ードウテイ?
    水揚げされた魚の種類を調べることです。多くの人がそのお手伝いに来ているのですが、魚の種類って色々だし、特徴をよく知らないと種類を完全に同定できない場合があるので、みんながわかりやすくなるといいなと思ってこんなもの(写真左)も最近は作っています。



    ーわぁ!すごい!50枚以上あるんですね!しかも全部生態から美味しい食べ方、豆知識まですごく詳しく書いてある!
    検定の公式ガイドも使用しましたが、他にも色々調べたり、自分が見聞きしてきたことも入れて作っています。少しでもみんなが面白い方がいいかなと思って、文体にも気を付けながらなるべく面白くなるように書いています。自分がここに書いたことが問題に出ているというのもありました(笑)

    ーここまでの資料を普段から作っているとなると、魚の知識についてのベースはほぼ出来上がっている感じですね。検定のために勉強はしたのですか?
    検定前日にさっとガイドブックには目を通しましたが、特別何かをしたということはありませんでした。
    でも、文化的な背景については気にして読みましたね。その部分については自分で知らないことが多いとわかっていたので。

    ー「魚の便利帳」も図鑑もボロボロ!読み込んでますねー。すごい!研究肌なんですね。こんなに色々調べたり活動もしているけど、大学の勉強とはあまり関係なさそうですが?
    今後大学院へ進学したら魚類心理学を学ぼうと思っているんです。どうして群れを作るのか、魚の学習能力についてなどの勉強ができるんです。厳しい道ではあるのですが、将来は魚の研究者になれればいいなと思っています。
    好きだということもありますが、将来のことも考えて潜水士の免許も取りました。
    ダイビングのライセンスも。



    ーおおお!突き詰めてる!
    魚の生態研究なんかは、海に潜ってするので、持っているといいかなと思って。

    釣った魚は自分で捌いて料理。友達にも捌き方を教えたりしています


    ー釣りに行ったら魚は当然食べているんですよね?自分で捌いているんですか?
    もちろん自分で捌きます。包丁は出刃包丁、柳刃包丁、外でも捌けるように小さいのも持っています。友達と釣りに行くことも多いので、釣ってはみんなで食べてお酒を飲んでいます。

    ー学生生活、楽しんでるなぁ!うらやましい!ちなみに得意の料理はありますか?
    刺身、煮つけ、から揚げなど結構何でも作るので得意というのはないですが、魚は本当によく食べます。最近はネットで「雑魚セット」という鮮魚のセットを買って、食べたりもします。
    何が届くかワクワクするし、自分で捌けば安いし。今も先日買った雑魚セットのうちの3匹を干物にしています。今日あたり食べごろだから、夜食べます(笑)でもやはり刺身が一番好きですね。魚の味がよくわかるから。

    ー魚の捌きかたは誰かに教わったんですか?
    いえ、自分で魚を買って帰るなどして、実践しながらやり始めました。最初はグズグズでしたが、今はもう大丈夫。友達にも教えたりしてるんですが、慣れた友達が自分でやるような習慣になったようで、それはすごく嬉しかったですね。



    ーととけんを今後受検する人たちにメッセージはありますか?
    魚に限らずですが、食べ物に対して正しい知識をつけるというのはとても大事なことだと思うんです。話題にもなった食材偽装について言えば、バナメイエビも芝エビも車エビも、全て“クルマエビ科”。大きさによってそれぞれの料理人の間で呼び方が変わってしまって、それを誰も正すことがなかったからこうなってしまったのかなと思います。
    そういうのも元々の知識がなかったことが原因ですよね。やはり正しい知識はつけるべきだと思います。
    それと、ととけんを受検する人はもともと魚に興味があるからこそ受検をするんだと思いますが、受検をした後、知識を自分だけで持っていないで周りの人に還元して欲しいなと思います。
    あまり魚を知らない人に是非伝えてほしいです。