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    小学3年生で2級合格! 名古屋の三浦雅弘くんにならぶ全国最年少のお魚大好き少年に聞く

    小学1年生(6歳)で最年少記録の3級合格。今回2度目の挑戦で見事、全国161位(1181人中72点)で2級合格を果たした福岡市の伊藤柚貴(ゆずき)くんにロングインタビューを敢行しました。


    ―まずは、柚貴くんが魚好きになったきっかけから聞かせてください。
    幼稚園の年中の時に、回転寿司屋さんで見た魚へんの漢字に魅力を感じたのが始まりです。組み合わせや特徴をとらえているのが面白くてひたすらいっぱいマネして書きました!それから魚の図鑑や本などを丸暗記するくらい見たり読んだり絵を書いたり工作をしたり。休日には水族館で1日中ずーっと魚を眺めていました。そして年長の時に大好きな嵐の相葉君がテレビで魚をさばいているのを見て自分もやってみたい!!と思って、やってみたら楽しくてさらにハマっていきました。家族はさばけないので、本やテレビを観て見よう見まねで挑戦していくのがすごく楽しくてもっともっと魚のことが知りたい!やりたい!と興味が拡がりました。

    ―魚のどんなところがお気に入り?
    イキイキしていて、目がくりっとしていて可愛いところ、そして食べて美味しい魚が多いところです!調べれば調べるほど、色んなことが分かったり、釣るのもさばくのもすごく楽しくて大好きです!


    ―小学校1年生のとき、ととけん3級にみごと全国最年少で合格されました。ととけん受検のきっかけは?
    『魚の便利帳』に入っていたパンフレットで知ったお母さんから『お魚のクイズ大会があるみたいだけど、やってみる?』と聞かれて、『やる!絶対やりたい!!』と言ったのを覚えています(笑)

    ―はじめて3級を受検したときにおぼえていることはありますか?
    その時は魚の知識には自信があったので、副読本や過去問題を中心に、時間内に100問解き終わること、マークシートを塗り間違えないようにすることをたくさん練習しました。
    試験当日も、『どんなお魚の問題が出るかな~!たのしみ~♪』とワクワクして楽しく出来ました。
    Q100の金子みすゞさんのイワシ大漁の詩が面白かったのを覚えています。

    ―魚を釣るのも、料理するのも、食べるのもお好きだとか。それぞれ好きな魚や料理は?
    釣りだったら、断然アジのサビキ釣りです。たまにサヨリやチャリコ(タイの幼魚)、メジナの幼魚なども釣れてプルプルとあたりが出るのが楽しいです。
    あとは、砂浜から仕掛けを思いっきり飛ばすのが爽快感があって楽しいシロギス釣りです。
    調理するんだったら、やっぱりアジ、楽ちんにさばけて扱いやすく、味も格別に美味しいです。マイナーな魚なのですが、フエフキダイは腹骨が柔らかくさばきやすいので好きです。ハマチもトロ身が多いため、アバラ部分がそぎやすいんですよ。
    どれもお刺身、姿造りがおススメですが、生姜にんにく醤油に漬けて、片栗粉をまぶして竜田揚げにするのも美味しいです。

    ―勉強になります。
    食べるんだったら、メイチダイのお煮つけ、マナガツオのお刺身と竜田揚げ、それにメヒカリのから揚げです!お寿司屋さんなら、サーモンとアジと穴子です!

    ―柚貴くんのふだんのおさかなライフを紹介してくれますか?
    ふだんは週に2~3回、お魚屋さんや市場で、珍しい魚やおススメの魚を買ってきて観察&生態調べ→スケッチ→さばいて、料理→鯛中鯛というエラ部分の骨など特徴的な骨を採取したら1日の終了です。週末はお父さんにアジやキス釣り、バス釣りにも連れて行ってもらっています!
    ぼくは、あまり市場に出回らない珍魚類が好きで、ツルギエチオピアやクロメジナやオオニベなども『ゆずき用』と書いて取り置きしてくれたり、いつもいろいろ仕入れてくれるお魚屋さんや市場の方に大大大感謝しています!おかげで今まで食べた魚は245魚種です!!でも憧れのさかなクンはその倍以上食べているみたいなのでいつか追いつきたいです。
    夏休みは、念願のシイラをさばきました!あと網にかかってしまったタツノオトシゴをもらったので、解剖研究した後に食べてみたら、骨皮は苦いけど身は美味しかったです。シマ(&クロ)ウシノシタも活魚でもらって観察してからさばきました。シンクで大暴れでした!山口県で食べたアユのお刺身も美味しかったです!大分県の水族館に泊まれるイベントでは、40匹ほどのイトヒキアジ水槽の前で眠れて幸せでした~!
    あと何といってもテレビに出て、魚の話をたくさんできたり、皆で料理をしたのが楽しかったです!

    ―今回、2度目の挑戦でみごと2級に合格。リベンジを果たしたわけですが、手ごたえは?また、これまでとちがう特別な勉強を?
    手ごたえはまぁまぁありました!ぼくは魚の問題は好きですが、甲殻類など魚類以外の知識がまだまだ足りないので、集中的にノートに書きだすなどしました。あと日本地図に、まわりの海流や河川や湖、半島や湾岸名、その地の名産やプライドフィッシュ、郷土料理も書きこんで覚えました。

    ―第8回の2級で印象に残った出題がありました?
    Q1の宗像の全国豊かな海づくり大会の問題です。地元開催の大会で、昨年のプレイベント大会で、ブリのつかみ取りをしたことを思い出して、1問目からワクワクしました!
    Q44のお品書き「郷土の一品」では、ビワマス、いさざ、小鮎、ふなずしが琵琶湖の周辺の事だとピンときて③長浜市(滋賀県)にしました。前に琵琶湖産のふなずしを食べて衝撃的な味だったので覚えていました。あとはニシン漁の民謡問題(Q92)です。3年生の運動会でソーラン節を踊って、ニシン漁の歌だと知っていたので、北海道の石狩と江差を消去して誤りは『秋田音頭』だと分かりました。

    ―おみごとです!得意な分野、苦手な分野はありますか。
    得意なのは、魚の生態や特徴の問題(おちょぼ口でエサ取り名人なのはカワハギ!など)です。郷土料理の問題も好きです。あと写真問題も好きです。大体テストの中盤に出てくるのでここは全部正解するつもりで改めて気合が入ります(笑)
    エビ・カニなど甲殻類、イカ・タコなどの軟体生物、貝類は苦手な問題が多いです。なので試験勉強はそこを中心にしています。あと自分でさばくと記憶にも残りやすいので、ここ1年くらい積極的に魚以外も調理するようにしたら、今はイカ刺しも貝のバター焼きも大好物になりました!

    ―小学1年生から3度のととけん受検、魚を見る目やまわりの人が柚貴くんを見る目が変わりました?
    魚を選ぶときに鮮度の目利きや、旬や産地も気になるようになりました。市場の方やお魚屋さんとも仲良くしてもらって情報交換をしたりしています。
    そして調べていくと、魚の乱獲、漁獲量の低下や水質、地球温暖化のことなどすべてがつながっているんだと考えることがいっぱいです。
    あとまわりの人がぼくの魚好きを知って、質問してくれたりするので、その魚をもっと好きになってもらえるように分かりやすく伝えられるようにがんばっています。
    それと学校の先生から『遠賀川への鮭の放流』の話を聞いて夏休みに調べていたので、今回1級の問題に出たと聞きビックリしました。そしてぼくもよく行く川なのでそこに鮭がいるかと思うとすごく嬉しくて、遡上数が増えるようにもっときれいな水にしなきゃと思いました。

    ―柚貴くんの話を聞いていると、目からウロコが落ちる話ばかりで、こんな子どもたちがたくさん現れれると日本の将来、地球の未来も明るくなりそうです。全国の小学生の受検仲間にメッセージをどうぞ。
    ととけんを試験と思わずに大好きなお魚クイズがいっぱいだ~!と思って楽しくやってみてください!あとは都道府県の場所が大体分かるだけでも、海域や魚食文化が違うのでイメージしやすくなっておススメです!
    魚に関することわざや俳句、詩も多くておもしろいです。ぼくはサヨリが好きで、北原白秋のサヨリの詩も『おねえさま』のところが好きです。あと『腹黒い』の語源もととけんで覚えました(笑)
    以前、鯛について調べていた時に『徳川家康の死因は鯛の天ぷらの食べ過ぎ!?』というのを見つけて、そんなに美味しいってやっぱり真鯛かな?でも徳川家康って誰だろう?と気になってから今は歴史も好きになり、戦国武将とエジソンにハマっています。そして歴史の本を読んでいると、「諸説あり」とはあるけど、色々な場面で魚介類の話が出てきて、今よりもっと魚と近い生活だったんだろうなと想像しながらワクワクしています。

    ―将来の夢は?
    少し先の夢は、釣り堀や養殖場の人になって、自分で育てた魚でお寿司屋さんもやりたいし、釣り具の会社でエサの開発もしてみたいです。そして色んな人に魚の魅力やおいしさや楽しいところを伝えたいです。とにかく魚に関わることをやっていたいと思っています!
    近い夢は、小学生のうちに1級に合格したいです!!
    でも魚の事をず~っと考えていられるととけんが大好きなので、いつか1級に受かった後も挑戦してよければ、高得点を狙って何度も受けたいです!(笑)

    ―たくさん、お話を聞かせてくれてありがとう。最後になにか一言あれば・・・
    ぼくは魚をさばくのが大好きです。本やテレビを観ながらやったら結構簡単で楽しくてハマりました。そして誕生日に念願だった自分サイズの出刃包丁を買ってもらって、お魚屋さんからも大切な柳刃包丁をゆずってもらってほぼ毎日使っているぼくの宝物です。そしてこの前お父さんから初めて、さばき方がキレイになったねと言われてすごく嬉しかったです。
    でもアラ汁を作るときなど頭を割る作業は、力が足りなくてなかなか苦労することもあって(笑)正直、本の通りにいかないこともあり、市場の方に『ぼくはこうやってさばきますが合ってますか?』と聞いたら、『基本的にはやり方は自由でいいんだよ!好きなようにやりな!』と言ってもらえて自信がつきました。調理ばさみやカニばさみなどいろいろ試して楽しんでいます。もし、魚をさばきたいなと思っている人は、まずは頭なし、内臓なしなど下処理がしてあるのを選んでやってみるのもおススメです。自分で作るとめっちゃ楽しくておいしいですよ!もっともっとみんなに魚を好きになってもらって、そして給食で魚料理の日が増えるといいな~と思っています(笑)