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    第5回の2級合格に引き続き、第6回で八戸初の1級に合格!
    創業102年の老舗鮮魚店『福真』八食センター店店主、福田眞幸さんにお話を伺いました。

    - おめでとうございます。まずはご感想を。
    痛快!の一言に尽きますね。昨年(第5回)2級に合格したので、地元の新聞社に青森県内で1級合格者がいるのか尋ねたところ、まだいないだろうとのことでしたので、第1号を目指しました。

    - 八戸の1級挑戦は17名でした。
    八食センターからは魚屋だけでなく、精肉店や土産物店からも15~16名が受検しました。センター理事長も3級合格されました。

    - 手応えはありました?
    Q8の堤防決壊を防いでくれたことから、ウナギを食べない地域があるって話、こういう魚にまつわる民俗的な話は心が暖まりますねえ、間違えましたけど(笑)。他にはQ76のオイルサーディンの缶詰産地ですか。尾鷲の“そこもん”(Q17)、大阪船場の薬種問屋の昼食メニュー(Q78)とか出来なかった問題や間違えたものばかり印象に残ってますね。昨年の2級の時もそうでしたが、品書き問題はたのしめますね。


    <Q8>
    首都圏の多摩川や中川流域に古くから住む人々には、ある魚を決して口にしないという食にまつわるタブーがあります。それは、かつてこの魚が大雨による堤防決壊を防いでくれたということへの恩義からだとか。これらの川で群がるように生息していたこの魚を選びなさい。
    (1)ウナギ (2)コイ (3)ドジョウ (4)ナマズ

    【解答】(1)ウナギ
    【解説】JR中央線で都心から西に向かうと日野駅の手前で多摩川を渡る。この川沿いの地域はかつて四谷と呼ばれ、現在は日野市栄町と日野本町に分かれている。このあたりに代々住む人たちにはウナギを食べないという共通のルールがある。大雨で堤防が崩れそうになったとき、亀裂にたくさんのウナギが群がり集落を守ってくれたという言い伝えから、恩のあるウナギを食べては恐れ多いというわけだ。多摩川流域には他にも狛江市に、また中川沿いの埼玉県三郷市彦倉地区にもこの伝説が残る。

    ――日本さかな検定 第6回 1級 問題・解答・解説集より



    - (1級受検にあたって)特に勉強されたのですか?
    昨年の2級受検の時もそうでしたが、公式ガイドブックやととけん副読本に目を通し、地域によっての食文化の違い、旬の季節、魚の呼び方がずいぶん異なることは頭に入れました。東北新幹線が青森まで延伸してから首都圏やそれより西の方から見えるようになりました。たとえば、八戸ではマサバを〆鯖にするのはあたりまえですが、九州あたりの方は生で食べるとか……。
    いちご煮(ホヤとウニ)を勧めますと、九州の人にはジャム?と訊かれます(笑)。現在は食べませんが、昔はフグの肝を食べていた地方があると聞きます。これも一度どこかで食べてみたいですね。

    - 店頭にマフグが並んでいましたね。
    今(11月初旬)の季節でしたら、マフグにコモンフグ、アカメフグ、夏にはトラフグ、ゴマフグが揚がります。個人的にはフグの頭のから揚げが好きですね。

    - 全国の魚好きに勧めたい八戸の魚介は。
    今(11月初旬)の季節でしたら、マフグにコモンフグ、アカメフグ、夏にはトラフグ、ゴマフグが揚がります。個人的にはフグの頭のから揚げが好きですね。八食センターに来られるお客さんは、サケは北海道とおっしゃるんですが、この季節の三陸のサケは道産に負けず劣らずの味です。もう出ていますが、これから寒くなるとマダラ、子持ちのナメタガレイ、ヤリイカをおすすめします。水揚げ日本一のスルメイカもこちらでは「秋イカ」といっていまが旬です。また冬のほぼ2月限定ですが、ゴッコと呼ぶホテイウオも鍋料理にはおすすめです。

    - 春から夏は?
    こちらの春告魚はホンマスと呼ぶサクラマスが前沖の定置網で揚がります。あとはトキザケですね、春は。夏場はなんといってもウニにアワビ、ホヤでしょうか。このあたりはエゾバフンウニの南限で、キタムラサキと両方とれます。昔は獲れなかったブリやサワラ、サゴシも揚がるようになりました。秋口からは日本一の脂がのったマサバですね。あっ、そうそう、夏に八戸前沖で獲れるヒラツメガニも忘れちゃいけないですね。8月1~3日の八戸三社大祭にゆでたヒラツメはつきものです。

    - 話は尽きませんが、これからととけんに挑戦される方にメッセージを。
    興味をもって魚の種類や季節、地方の特色を知ることは楽しい!の一言に尽きます。

    福田さんの第五回検定インタビューはこちら。
    プロとしての経験と知識を活かし、見事2級に合格!八戸の市場で働く福田眞幸さん。