第3回2級で全国5位、第4回1級(上級)でこの度全国3位で合格された愛知県田原市の川村さん(25歳)にお話を伺いました。 -お仕事は 愛知県農林水産部水産課の職員ですが、現在は渥美半島の田原市でトラフグやアユ、クロダイの栽培漁業に取り組んでいます。 -ととけん受検のきっかけは? 大学が水産関係だったので当然生物学的な事は勉強してきましたが、文化や歴史、料理についても知識の幅を増やせたらという思いで受検しました。 仕事柄そういった所も勉強しておいた方がいいなと。良い機会だと思いました。 -以前から魚が好きでした? 保育園の頃、魚のきらきらした感じや、フォルムの美しさ、かっこよさに魅かれ、その頃から魚が好きになりました。将来この道に進めたらいいなと。それからずっと一貫して魚が好きで、大学では水産コースを専攻、仕事も…。 -好きな魚は? 見て好きなのは「スズキ」です。 -地味ですね そうですね。でも私には、きらきら輝いて綺麗だし、顔つきもかっこよく感じます。あと食べるならトラフグが好きですね。 -今回1級を受検されてどうでした? アマエビがIQ(個別漁獲割り当て)に入った(Q24)など、いま旬の問題はとても良いと思います。勉強になりました。あとは「ボラ待ちやぐら」!(Q91)こんな漁法があったこと自体驚きです。伝統漁法については全く知らなかったので…。現在は行われていないそうですが、観光漁業としてやれば風情があっていいなと思います。 それと「居酒屋のお品書き」問題(Q67)は斬新でよかったですね。面白かったです。 -どんな勉強を? 受検の1か月程前から1日30分、ガイドブックをひたすら読んでいました。 無理はせず、楽しくやれる範囲で勉強しました。テキストは見ていて楽しかったですし、とても勉強になりました。 -愛知県のおすすめの魚は? 愛知県は実は天然トラフグの全国トップレベルの産地です。 日間賀島や篠島で多く漁獲されます。 あと三河湾のアサリ、豊浜のアナゴがおすすめです。 -受検後何か変わりましたか? 実は9月に結婚したのですが、妻の両親に挨拶に行った際「日本3位の男です」と自己紹介して、話が弾み場が和んだので、とてもよかったと思います。 あとは仕事の関係で、他県や国の水産関係の方とお会いする機会が多いので、ととけんが会話のネタになって受検してよかったと思います。 -ととけんへの期待は? 子供さんの受検が増えればもっと盛り上がるのではないかと思います。今回も名古屋では何名か受検されている子たちがいましたが、もっと小学生や中学生の子たちが受けてくれると、魚に興味を持つ子も増えて、魚食の普及にも繋がると思います。その中から将来水産関係でお仕事される子が出てくるといいですね。 |