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    難関の1級に2回も合格!「さかな芸人ハットリ」の旬ネタに迫る。

    第5回(2014年)で1級合格にもかかわらず今回再挑戦!全国6位(428人中)の上位合格を果たした「さかな芸人ハットリ」に大〜漁インタビュー!!


    ―今回(第8回)で2回目の1級合格ですが、すでに合格している1級をリピート受検した理由は?
    2014年に初めて1級をとったのですが、その時は81点でプラス1点のギリギリだったんです。なんだか納得がいかなくて、翌々年に受け直したらマイナス1点、79点で落ちるという…。
    芸人としてのエピソードとしてはいいのかもしれませんが。今度はやらかすわけにはいかないと、意気込んで受けた結果、無事に合格できてホッとして鱒(ます)。

    ―ホッとどころか、全国で第6位!上位合格ベスト10入りの感想は?
    まったく想定外でした。正直勉強時間が過去2回と比べてあまりとれなかったので、落ちさえしなければいいぐらいの気持ちでした。それでも上位に入れて、自分の中に蓄積されているものがあるのかな、と思うと素直に嬉しいです。

    ―さかな芸人というキャラクターはどのようにして出来上がったのですか?
    大学時代(早稲田大学・教育学部)にはダイビングサークルとお笑いサークルを掛け持ちし、人前に立つことが好きだったことが転じて、在学中からお笑いの事務所に入って芸人活動を開始しました。最初はスタイリッシュな一人コントに憧れてネタを作っていたのですが、ウナギをつかむかのごとくスベり続け、苦し紛れにダイビングサークルの飲み会の余興で披露した魚の替え歌をライブでやったところ、多少の反応があったことがさかな芸人になるキッカケの一つでした。

    ―ウナギをつかむように滑って、さかな芸人にとは!
    その後、ブログを中心に釣った魚だけ食べ続ける企画や、ツイッターに画像が1万枚出回るまで常に頭に魚をつけてタツノオトシゴTシャツを着て行動する企画などを続ける中で、今のキャラクターでの方向性が固まった感じですね。

    ―さかなが今の芸風を支えるきっかけになったと?
    玄界灘を臨む福岡の出身なのですが、実は最初に好きになった魚はというと渓流魚なんです。出会いは祖父母の家があった山梨での川釣りでした。父が釣ってきたイワナやアマゴの綺麗さに夢中になり、福岡の河川でもヤマメを釣ったりしました。

    ―昨年はテレビ番組の検定王(フジテレビ)出演に始まり、脂ののった年だったとお見受けしましたが、出世魚で例えたらどのあたりでしょうか?
    ありが鯛(たい)ことに、年始特番の検定王にととけん1級ホルダーとして出させていただき、僕のことを知ってくださったという方も増え、釣り業界でのお仕事も少しずついただけるようになりました。そんな中、昨年の10月に独立して個人事務所「ハットリ水産」を立ち上げました。2回目となる単独ライブも無事に終えまして、昨年一年を振り返り、自分をブリでいうなら元気に泳ぎまわるイナダと言ったところでしょうか。

    ―さかな芸人から見て今後ブレイクしそうな魚や釣りポイントがあれば教えてください。
    僕はハゼを釣るのが好きなのですが、人気のマハゼ以外にも美味しいハゼっているなぁと感じて鱒(ます)。中でも陸っぱりからのシロギス釣りに混じってくるサビハゼ。顎にヒゲが生えているチャーミングな顔つきなのですが、小さいながらに上品な風味があり、おススメです!

    ―これから1級をめざす皆さんに、攻略法や合格のコツを伝授ください。
    この地域といえばこの魚、この魚といえばこの地域という風に情報を相互的に覚えることが大切なように思い鱒(ます)。あとはテキストをしっかり押さえることでしょうか。僕は赤いペンでテキストに線を引き、緑のシートで隠す王道の受検の暗記をしてい鱒(ます)。

    ―今年やりたいことや、皆さんにお知らせしたいことは?
    2018年の春からさかな芸人ハットリ20代最後のチャレンジ企画として『300種類の魚を釣るまで、自分で釣って調理した魚以外、食べないチャレンジ!』を敢行し鱒(ます)。全国を旅して様々なお魚に出会えればと思っており、最終的にはそのチャレンジの日々と魚をまとめた「釣った魚だけ食べる芸人が〇〇日で釣り上げた300種類の魚の図鑑」という書籍にすることを目標にしてい鱒(ます)。是非とも見守ってやってください!